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Shigelog

41歳でドラムを始めた勘違いオヤジの日記です。気が向けばアフィリエイト向けの記事も書きます。

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41歳でドラムドラムを始めた勘違いオヤジの日記です。気が向けばアフィリエイト記事も書きます

6歳の息子、突然の失踪劇

昨夜の夕方

建国記念日の昨日、祝日という事もあって保育園年長の息子はお休みでした。

私と妻、私の母は旅館業務の為に仕事です。

その問題の息子、日中はリビングで妖怪ウォッチのDVDを見たりラジコンで遊んだりしてました。仮眠を取る父(私)の頭の脇をラジコンが暴走します.....ウィ~~~~~~~ン!!。それでも頑張って夜の業務に備えて仮眠と取ろうとする父。

 

その姿、まさに聖戦です......。

 

PM15:00

旅館業務の為に、母、妻、私は旅館へ移動します。

因みに自宅と旅館は敷地内のすぐ隣。

 

f:id:shigeru0214jp:20160212083420j:plain

 

いつもなら息子も旅館に連れて行き、事務所でお絵かきとかをさせています。

昨日は「妖怪ウォッチを見ていたい!」という事で、一人自宅に残す事にしました。

旅館と自宅とは内線電話で連絡が取れるので、親としても安心です。

 

 

PM17:30

夕食の準備も終わり、お客様も徐々に帰って来ました。

チェックインの業務の傍ら、一人残した息子が気にかかります。

母も息子を気にかけていて、「ちょっと家を見てくるから...」と自宅に戻ります。

息子はしっかり家に居ました。

夕食を食べるの?と聞いても「お腹が空いていない」との事で、一旦母は旅館に戻ってきます。

 

PM17:55

今度は妻が家を見に行きます。

すると家からの内線電話。

「澪が居ないよ!」と妻。

「1階に居るんじゃないの?」

と諭すも、妻は既に冷静ではありませんでした。

何故かというと、玄関の鍵が開いていたのです。

子供を一人残すときは、家族全員必ず施錠をします。

しかも、息子のクロックスとジャンバー、ニット帽が無いとの事。

これはつまり、息子が外出している事を意味します。

緊急事態!!

お客さまを半ばそっちのけで家族全員で家の周りを探します。

私も懐中電灯を手に、息子の行きそうな家の近所をぐるぐると周りました。

妻も旅館と自宅の周りをぐるぐると周ります。旅館の業務もあるので、妻は一旦旅館に戻ります。すると、ちょうど帰ってきた旅館の宿泊中の業者様からの有益情報が入ります。

 

「澪くん、さっき駐車場で一人で遊んでたよ」

 

「寒いから入ろうよって声をかけたんだけど、『もうちょっとあそんでるから....』と言って一人で駐車場内をフラフラしてましたよ」との事。

 

「あいつ、やっぱり一人で家を出て遊んでたのか.....」

 

しかし、その目撃情報は5分ほど前の事。時既に遅し......でした。

 

 

 PM18:15

 一番不安がっている妻を旅館に戻します。

幸い最近の夕食のピークは比較的遅くPM19:00前後でしたので、厨房もそれほど人手を必要としない時間帯。

近所を回ってみても一向に姿が見えないことにしびれを切らし、私はクルマを使っての捜索に切り替えます。

 

PM18:30

付近の町内、近隣の公園3箇所、妻と息子がよく買い物に出かける近所のスーパーとドラッグストアの店内も周りました。

近所ならまだ人通りも多くて目撃情報もあるかとクルマをゆっくり走らせながら通行人に「6歳の男の子を探している」と情報収集も試みますが、目撃情報は得られませんでした。

一旦自宅に戻り、妻に110番通報をするように伝えました。

それから私は、またクルマで近所の捜索を再開します。

 

PM18:45

6歳の男の子の足ですから、この短時間でそう遠くへは行けるわけもありません。

色々な事が頭を過ります。 

 

「クルマで拉致された??」

「誘拐??」

 

北朝鮮なんかに拉致されたら、もう一生会うことも出来ません。

 

時間の経過とともに頭の中を色んなことがぐるぐる周り始め、次第に冷静さを失っていきます。

 

「あぁ~、どうしよう.....」

 

PM18:50

普段、一人で出かけるような事など一度もありません。なにせ息子はまだ6歳。

真冬のPM19:00。

周りは既に真っ暗闇です。

周辺を見渡しても、住宅の明かりしか見えず小さい人影など目視で確認できるような環境ではありません。

でも必死に探しました。

 

ふと思い出した事が....。

6歳の息子はあと2ヶ月で小学校に入学します。

1ヶ月ほど前に妻と二人で通学路の確認のために、1km先の小学校まで散歩した事がありました。それを思い出したのです。

 

「まさか一人で小学校に向かったのか?」

 

私は慌てて走っていた道をUターンして小学校に向かいました。

小学校までの道のりは約1km。

比較的大きい歩道も整備されていて日中の通学は概ね安心できる環境にありますが、通学路の一部は山肌を通過しなければならず、その付近は住宅地ではあれど街頭も少ないちょっと薄暗い道路。

私の夜のジョギングルートでもあります。

 

PM19:00

小学校へ到着。

じかんが時間だけに職員の方の姿も無く、学校は暗闇のなかにひっそりと佇んでました。広い校庭にうっすらと月明かりが照らされていて、校舎内は真っ暗です。大人でもちょっとビビる環境。

 

「まさか、一人では来ないだろうな......」

 

 

時計を見ると......

PM19:10

その頃、既に警察は自宅に来ていて妻が事情聴取を受けていました。

私も一旦旅館に戻ろうとしたとき、携帯が鳴りました。

妻からでした。

 

「見つかった!!保護されたよ~~~!!」

 

今まで張り詰めていた緊張感が一気に抜けました.....。

 

私が捜索していた付近は近隣の小学校ですが、自宅から約1km。なんと!、その小学校のすぐご近所に住む70代の老夫婦さんがウォーキングの途中に息子と遭遇したとの事。

 

「どこから来たの?パパママは一緒じゃないの??」 

 

と聞くと

 

「一人で運動に来た」

 

と話したそうです。

 

その方、実は幸いな事に母のお知り合いの方で、以前母と市内の組合で仕事をしたことがあったお方でした(以下Yさん)。

 

話の流れから、

 

「パパはみかわりょかんをやってるんだよ!」

 

「バァちゃんのなまえは〇〇だよ」

 

このヒアリングでYさんはすぐに旅館までお電話を下さったようでした。

 

但し、外は真冬の最中。

気温は0度に近い状態です。

 

一旦自宅に連れて帰り、暖を取らせてくれたとの事。

 

息子は一人でさまよっている最中どこかの下水に落ちたらしく、足元が泥だらけで濡れていたそうで、Yさんの奥様はご親切にご自分の靴下を履かせて下さっていました。

 

 旅館に戻った私は、警察の方と「お騒がせしました」とのお詫びをしつつ、これまでの経緯を改めて説明します。

 

ただ、居なくなった事が分かった時間と通報してきた時間が40分近く空いたので、「次回、もしも同じようなことがあったら、もっと早く通報して下さいね」との話をされました。

 

PM19:30

そしてそのYさん、なんと自宅まで息子をクルマで送って下さいました。

涙ながらの再開を果たします。

私は男の子?なので泣きません.....。

 

母と妻は号泣です。

 

「どうして一人で出て行ったの~!!」

 

と母が諭すも、そのYさんより

 

「お願いですから、怒らないであげて下さいね」

 

と優しい言葉を頂きました。

 

本当にYさんのような優しい方に保護されて澪は幸せだったと思います。

警察も、息子が無事に親元へ戻った事を確認した後署に帰られました。

 

息子の足は若干冷たくなってましたが、怪我も無く無事に戻って来ました。

 

まとめ

Yさんによると、「どうしてここまで一人で来たのか?」と尋ねると、息子は「運動をしにきた」と話したそうです。

冷静に振り返ると、その息子が失踪したルートは私が夜に走るジュギングのルートだったのです。息子と一緒に走った事は勿論ありません。どうして息子がそのルートを知っていたかというと、「パパはいつもどこをどうやって走ってるの?」と数日前に息子に聞かれた事がありました。子は親のする事を真似したいという深層心理があるそうで、どうやらパパの真似事をしたかったらしいのです。

 

「これはあまり迂闊に子供に話せないな....」

 

と反省しつつ、自宅に息子を一人おいてしまっていた親の監督責任もあり、警察を始め旅館の宿泊者さま、そしてYさんに多大なるご迷惑をお掛けしてしまいました。

 

Yさんには、本日家族総出で御礼に伺ってきました。

 

Yさんはお酒が好きという事だったので、日本酒と菓子折りを持って行ったのですが、

 

私に.....

 

「今度の休みに一緒に飲もう!待ってるから!」

 

と誘われたのですが、業務があるので迂闊に飲めないとのお話をし、丁重にお断りしてきました。

 

波乱な祝日、しかも事件発覚から1時間と30分という短い時間の出来事でしたが、私達家族には24時間以上に感じる、とても長い時間に感じました。

 

息子に温かいごはんを食べさせ、お風呂に入れてぐっすり眠らせたときには私も疲れがでてしまい、そのまま寝てしまいました。

 

長い一日でした。

 

心優しいYさまに、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。

 

息子を手厚く保護して頂き、ありがとうございました。

 

 shige